完成版【語録紹介】今日も舌好調?岡田彰布さんの名解説語録とどんでん節に込められた深みとユーモア
相変わらず岡田彰布さんの解説を聞いていると、まるでベンチ裏にいるような感覚にさせられます。最初のバッターからいきなり坂本誠志郎捕手をべたぼめし、「だから坂本は大したもんなんや」「いやいや今年の坂本はこれなんよ」と何度も強調。ジャイアンツのリチャード選手の打席では「真っ直ぐは行けないと思うんやけどな~」とつぶやいた直後に、大竹投手が真っ直ぐを投げて空振り三振を奪う場面では「だから坂本は大したもんなんや」と再び絶賛し、アナウンサーの「リチャードの裏を欠くストレートで見逃し三振!」という声に「いやいや今年の坂本はこれなんよ」と重ねて応じる姿に、ちょっと手のひら返しを感じながらも捕手を中心にした阪神の野球観が伝わってきました。
また「大山一塁うまいですよ」「サードでダメになって1塁じゃないからね」と断言しながら、「内野手の送球はシュート回転しやすいから一塁手は絶対に右投げの選手にしていた」と自らの指導哲学まで明かす岡田さん。一方で「熊谷って本職ショート?」と素直な疑問を漏らす場面もあり、熊谷選手のユーティリティ性を逆に褒めているのか、知らなかったのか、、、と心配させられます。
巨人相手の場面では「巨人はどうして真っすぐを狙わんのかな」と疑問を呈し、キャベッジが死球を受けると「真っすぐの意識がないから逃げられなかった」とさらりと分析。さらに「巨人はなんでリクエストいかないんだ、リクエストは2回まで失敗できるのに」と繰り返すなど、相手チームのことやルールや戦術への皮肉交じりの指摘もあり、どんでん節全開です。「いちばん当たってるのが岸田っていうのも寂しいねぇ」と言った瞬間にタイムリーを浴び、「岸田よくやった!」と結果を喜ぶ、この緩急こそ岡田さんらしい人間味です。
大竹投手のタイムリーの場面では「騙し討ちやだましうち」と発した直後にセンター前タイムリーを放った場面では、「大竹はあーいうのうまい」「あれ上手いんよ」と称賛を惜しまず。投球だけでなく打撃のセンスまでしっかり評価していました。
こうして岡田さんの言葉をつないでいくと、褒めては突っ込み、ぼやいては笑わせる、その全てが阪神タイガースへの深い愛情に貫かれていることがわかりますね、
===つづき===
ドリスの投球練習を見て「投げ過ぎ、なにをそんなに投げとんねん」とキレ気味に突っ込み、「大竹自身のアクシデントで下がっただけなんやからこんなドリスにアップさせたらアカンやろ」「あんなん打球が当たって交代とかちゃうんやから、あんな投げさしたらあかんよ」と審判団にまで噛み付いていました。
ジャイアンツの選手に対して、泉口については「首位打者とれるかもわからんよ」とあっさり賛辞。キャベッジの二塁打に、赤星さんが「東京ドームなら入ってましたね」と解説すると「看板当たってるよ」とかぶせて笑いを誘う。岸田のバントをさせる場面では「どういう5番かということよね」と一言で本質を突き、リリーフ登板した中川投手には「中川あんまよくないねえ」「中川も良くないねぇ〜」と辛辣な声を続けて、ジャイアンツの中川投手なのかタイガースの中川選手なのか、どちらの中川か分からず視聴者を混乱させる場面も。「今何投げた?スライダー?そらアカンわ」と良い当たりをされた直後に鋭く断じ、岸田選手も含めバッテリーの失敗として指摘していました。さらに「配球に正解はない、正解があるとしたら野村克也だけ」と語るくだりは、ファンとして背筋が伸びるような含蓄ある言葉でした。
六回の佐藤輝選手へのきわどいストライク判定では「そんなこと審判に言うたら、お前何球ボール球振ってんねんて言われたよ」と自身の現役時代のエピソードを披露し、「今は審判もそういうこと言わないよね」と時代の違いをしみじみ語る姿に、解説席は笑いに包まれました。さらに「相手に作戦を教えることになるんであんまり色々やらない方がいい。クライマックス当たるかもしれないんだから、この試合を色んな作戦を使って勝つよりも、あんまり相手に見せないで、その時まで取っておいた方がいい」とチームを見据えた発言もありました。
タイガースの森下選手サトテル選手の連続ホームランのシーンでは、森下翔太選手に対しては「重症やな」「森下…おまえ…下がるぞ」「誰か教えたらなあかん」と厳しいことを言った直後にホームランが飛び出し、サトテルに対しては「なんで低めのストレートなんか要求すんのよ。今まで岸田のリード褒めておったけど何してるん。こんなリードしっとたら野球が壊れるよ。こりゃ巨人大変なことよ。こりゃ勝てないよ」と厳しすぎるほどの批評を繰り返す。森下や佐藤輝の打撃には触れず、捕手のリードだけを槍玉にあげるその偏りも、ならではの味わいですね。
そして極めつけは9回裏のシーン、「マルティネスは甲子園で良くないよ!」と言い切った直後にピシャリと抑えられ、残念でした。
DH制の話題では、「パ・リーグはスタメン決めたら暇。何もすることなくて暇よ。おーん」「DHやと監督ほんま暇よ。やることないもん。新庄も暇やから色々打順とか変えてるんやろ」と断言。ファンとしては「またどんでんが言うてるわ」と微笑みながらも、野球の奥深さと現場の緊張感を共有できるこの時間こそ、岡田さんの解説の醍醐味だと改めて感じました。
この巨人3連戦、どんでん解説は毎日味わえます。(明日はラジオですが)