【動画紹介】岡田元監督の勝つための育成・采配がわかる!ラジオで明かされた独自の野球理論
先日、ラジオ関西の番組に阪神タイガースの岡田彰布オーナー付顧問がゲストで出演されていましたので紹介いたします。岡田さんが、指導者としての第一歩を「プロ野球の一番底辺やったからね」というオリックスの二軍監督から始められたというお話からスタートしました。当時の一軍はイチロー選手が活躍していて「若い選手がいてるみたいな、そういう感覚があったんだけど」実は二軍は「8番キャッチャー杉本っていうのがおって前年2割1分ぐらい、あと全部1割台よ」という状態だったそうで、どうやって2軍で優勝させたのかと聞かれて「うん、でもピッチャーが4位ぐらいやったんかなオリックスも。でもバッティングはもう全然それでほとんど高校生ですよ」と笑って話されていました。そこで、「差別はしちゃいけないけど、ちょっと区別だけしとかなあかんと思ってね」というお言葉が出ていました。プロの世界では「全員がプロ野球で1流にはなれないんや」「毎年10人ドラフト取ったらね、うん、分からないとこで10人ね首になってるということを分からなあかんて言うてね」という現実があるからこそ「一軍に上がれないと判断した選手には、田舎帰ったらなヒーローなんやから、やったら子供にね、少年野球で教えたれ言うて」と、重点的に色々と教えた選手がいたそうです。「阪神では才能のある選手を区別したが、オリックスでは逆やったな」と、次の道を教えるというエピソードに感慨深いものがありました。
また、阪神時代には、野村克也監督から「二軍は短所を直せ」と言われた時には「ああ、これは俺、ちょっと無理やと思った、ちょっとちゃうなと」と自分の指導哲学との違いを感じ、選手の「いいとこ伸ばしてやりたい」という思いを貫かれたそうです。特に若い選手には、いきなり打ち方を変えさせるのではなく、「頭打った時にはね、絶対選手いうのは、『え、僕どうしたらいいんですか?打ち方分かりません』って絶対言うてくる」「そこまで我慢して待つという忍耐強さが大事だ」と。「教えたがるコーチな、あかんよな。手柄にしたがるんかな」とも。一方で「選手の才能は早く見抜いてやりたい。1軍で育てるんではなくしっかり2軍で才能を磨いて上がらないと、1軍でうまくいかなくて変な指導を受けておかしなる」という実体験を話されていました。そして1軍監督としての話では、2005年と2023年の優勝を比較されて「それチームとしてはさ、いまのタイガースよりも2005年のほうが全然チームとしては強かった。特に打撃陣ね」と断言されていました。2023年の優勝は「この1年は勝つだけに行ったよ」「役割分担をしっかりしたよ」と、勝つことに徹底した結果だそうです。岡田監督の「個人個人の力ってそんな強ないよ阪神って」という言葉は、まさにチーム力の勝利を物語っています。
クライマックスシリーズ、そして日本シリーズに向けて「あとはね、もう調整だけやね」と仰っていました。改めて岡田監督のチームへの愛情と深遠な野球理論を感じることが出来ます。
#岡田彰布
参照 Video Title
#26 ゲスト:岡田彰布さん参照 Video Description
女性アスリートを中心に、これからの世代を担うアスリートの皆様を応援する番組「ハートフル♡サポーター」!!#26も阪神タイガースの岡田彰布さん!
岡田さんが監督時代のお話をたくさん聞きました!
色んな選手のあんな話、こんな話
そんなことがあったのか!というお話がいっぱい!
放送時間は毎週月曜日 18:00~18:30
ぜひお聞きください!